今日は会社が休み。
新年度以降は忙しくもなく、少なくとも業務上で苛立つことは減った。
ただ、私生活で恋人とうまく行っていないので、それが現在の大きなストレスになっている。
今回の仲違いは深刻なので、昨日までの数週間は毎日のようにお酒を飲んで寝ていた。
でも、それも私がお酒を飲みすぎたことが原因で言い過ぎて、大きな喧嘩につながってしまったともいえる。
だからこそ、飲まないようにしよう、と数日は思っていたけれど、そのうちに
「もう別れるしかないのかも」と追い詰められていき、「考えるよりも飲む方」を選んでいたのだった。
とはいえ、そんな時に飲んだって、気分が晴れるわけもない。
友人たちに誘われても断って(人前で嫌な酔い方をするのは避けたい)、一人で部屋に閉じこもって飲んでいた。
時々、急に晴れやかな気分になったりもするけど、大体は自己嫌悪になるだけ(翌日も)。
また、「あんなことがあったのに、まだ飲んでごまかそうとするなんて情けない」と、
どんどん自分に自信を失うという負のループ。
飲まなきゃいいのに!
そうした自分を何とかしなければと、
昼間、通勤や仕事の合間に読んでいた本がこれ。
新潮新書の『酒乱になる人、ならない人』(眞先敏弘 著)。
著者は、知る人ぞ知る久里浜医療センターでの勤務経験がある先生。
久里浜医療センターって、アルコール依存症患者にとっては「名門」と呼ばれるほどの場所・・・(苦〜い笑い)
全国から選りすぐりの「酒乱」が集まる病院。
以前、どなたかが断酒ブログで取り上げていたことに触発され、2年ほど前にアマゾンで購入して、そのままだったのを改めて手に取ったのだ。
この本を読むことにしたのは、以下の内容について詳細に書かれていたのが理由だった。
「アルコールでブラックアウトを経験する人は、脳の中の記憶力を司る海馬にダメージを受けている。頻繁にブラックアウトを経験するアルコール依存症者は、長期的に記憶障害を起こしている可能性がある」というもの。また、これはよく知られているが「依存症者の脳は健常者に比べて脳萎縮が顕著」
・・・アルコールのせいで、(若い頃から)自分の頭がどんどん悪くなっているのだとしたら、
こんなに悲しくて悔しくて切ないことはない!
今から懸命に知識を頭に入れようと、毎日頑張って勉強したところで、アルコールで損傷した脳のおかげで、
ざるで砂を掬うようなことをしているのだったとしたら・・・
辛すぎる。
でもこれ事実。
この事実に勇気を持って向き合えば、自分はアルコールを止められるのではないかと思っていた。
(ただ、、、本を手に取ることができるまでも、長かった)
この本、読んでて佳境に入ったところなのに、
会社に置いてきてしまつた。
でも!!!
今日も飲まずに済んだ。
一番の敵は、夕方〜夜の空腹なんだよな。
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